本日のよろこびごと。(45)


面白そーじゃん(喜)
今日から『白い巨塔』の再放送がはじまりました〜。
田宮二郎版の印象が強すぎて見る気が起きなくて実は本放送は未見。
そんな風に避けられたり、評価が辛くなりがちの名作リメイクというハンディを背負った平成版は、本放送時、回を重ねるごとに評価も視聴率も上昇傾向で、「田宮もいいが、唐沢もいい」なんて声も聞こえてくるようになっていったようです。それでも乗り遅れたくやしさ半分、途中参加のもったいなさ半分で、見逃したまんまでした。といっても今回の再放送も初回1時間半の終盤30分からの途中参加になっちゃったんだけどね(もったいなーい!)。
30分でもたちまちドラマ世界にどっぷり。計算高い財前(唐沢寿明)、赤ひげ里美(江口洋介)、腹黒そうな東教授(石坂浩司)、なにやらうろつく矢田ちゃん(東教授の娘)、キーキーわめく東婦人(高畑淳子)、ううっ、ちょっと見ただけですんなり把握できてしまう癖のある登場人物、その織り成す綾がさらに興味をそそる。物語の進みもテンポよく、なによりも画面が明るいじゃんっ!
これに比べると『不毛』は暗すぎだー。だからかな、視聴率が苦戦気味なんですと。ちゃんと見ればちゃんと面白いのにもったいないことです。『不毛』に往年の和田勉演出のNHKドラマの重厚さを感じてはまっているアタシだが、逆に言うと、そういう空気を古いとか倦厭する人が多いのかも。エンディングも『不毛』がやたら“大作感”を前面に、『巨塔』はさらり。どっちがいいとは言えんが、『不毛』は力みすぎ…ま、そこがいいんだけどもさっ。
なにはともあれフジテレビが総力を結集した新旧大作2本を平行して見ることができるのは、贅沢なことかもしれませんのう、うっほっほっ(嬉)