衆議院議員選挙から1日経過


む〜ん、今日で8月も終わりですのう。台風が近いので外をみても8月という気配はなし、台風一過の後には名残の夏がやってくるんでしょうか。でも来たときにはもはや9月か…。
さて、民主圧勝から一日、さきほど麻生総理(ん、いつから前総理になるのかな?)が自民党総裁を退くと発表しました。めずらしくこれは時期を逸しない対応です。
ところで片山さつきさん。彼女自身にことさら思い入れはありませんが、その落選のニュースを見ながらふと思ったのは、“小泉チルドレン”っていうくくりはいったいなんだったんだろうかな、ということ。好悪はおいといて、wikiでさくっと浚った彼女のキャリアはそれはそれはパワフルでやり手そのものでした。同じく落選チルドレンの佐藤ゆかりさんも、片山さんにはちと負けるけど(不倫報道もあったし)、エコノミストとしての経歴には「ほぇ〜」と目を見張るもんがあります。そんな彼女らの潜在ポテンシャルを打ち消してしまう“小泉チルドレン”などという幼稚な名称で、あまつさえ杉村太蔵なんぞと同じくくりにされるって、もしかしてすんごく不当なことだったんじゃないかしらん、と。色物扱いだもんねぇ。この妙な名称を作り出した犯人は誰なんでしょう? 今回も“小沢ガールズ”なんて言う声も聞こえて、性懲りもない。
選挙の争点は『政権交代』でした。自民党民主党かのほぼ二者択一選挙で、投票率が70%弱の高さ。前回投票率が高かったときも『郵政民営化』が争点の二者択一。かくしてアタシら国民は、問題を単純化されないと考えることをやめてしまうんですぅ〜という情弱さをまたしても露呈してしまったわけです。情報弱者という言葉は、情報が少ない人をいうのだけれど、情報に踊らされることもいうんじゃないかしらと拡大解釈。今後、選挙戦略はもっともっと「わかりやすさ、単純さ」が求められていくことになるんでしょう。それはそれで民意を反映するという意味では悪いことばかりじゃない。
でもね、一つの問題だけを争点にした選挙をするときに“人間”が立候補する必要ってあるのかな?って気がしてきます。
ふつーに、国民投票でいいんじゃないのかなぁ…?
政治能力未知数の人たちが粗製濫造で議員になれちゃうのなら、議員ってものの絶対数もそんなにいらないんじゃないのかなぁ…? 
粗製濫造議員は定数あわせの傀儡[かいらい]?
いろんなことが頭をぐるぐるします。
擁立された民主党新人議員はおのおの立派な来歴を持ち、大きな理想に燃え、「自分たちが国を良くするんだ!」という意志に突き動かされている人たちばかりだと信じてはいるけれども、なんかヘンだぞという違和感。
これからは二大政党時代になるんですかねぇ。それは嬉しいです。議員のみなさんが常に危機感を持って国民の方を向いて政治に取り組んでいくのであれば、大歓迎です。今後組閣とかどうなるのか、いろいろと目が離せませんね。もちろんマニフェストも。
目が離せないといえば、今日の株価も。どうなるんだろ?と注目していました。
前日の終値が10534円、前場開始早々9時17分に年初来最高値10767円をつけたあと急降下し、最終的に前日値41円安で引け。NYダウも昨日36ドル安で引けていて、だいたいいつもNYの後追いをするのが日経平均なので終値は予定調和といえるでしょう。
なんちゃって、よくわかんないだけどもさっ(照)。えーと、開始早々の値上がりがご祝儀相場ってやつなのかしらん。円高も急激にすすんだそうで、海外からは「あら、日本がもしかしたらよくなっちゃうかも?」な期待を抱かれたのか。その辺は今日のテレビ東京のWBSでなんと説明してくれるのか楽しみだ。
それにしても、政治なんかまったくわからないアタシをして政治のことをブログに書きたくなるほど巻き込むとは、それだけすごいイベントだったんだなぁと感慨深いです。