ノリP麻薬事件(2)


本人がちゃんと出頭しましたねー。ほっとしました。
ノリP事件が発生してから頭の中で『碧いうさぎ』が流れ続けていたのはアタシだけじゃないよね。ふと気づくと口ずさんでいたりするこの曲は、哀切のあるメロディと歌詞に加えて、ノリPの透明感のある歌声と手話が非常に印象的でした。曲の醸し出す薄幸なイメージが、ついついノリPに同情的にさせてしまうのかもしれませんねぇ。
ところで『碧いうさぎ』が主題歌だったドラマ『星の金貨』、結局どんな話だったか覚えています?
確か、口のきけないノリPが、大沢たかお竹野内豊の間で恋の板ばさみになって悩むンじゃぁなかったかしらん(アタシは断然竹野内派だったんで悩まなかったけど)…と、なんとも貧相な記憶しかなくて、で、調べてみました。
あらすじをまとめると、

  • 本編

北海道の小さな診療所に勤務する看護婦ノリPは、東京から来た大沢医師を虜にし結婚を誓わせるが、東京に行ったきり大沢が戻ってこない。現地妻になりたくなくてあわてて上京し、大沢が記憶喪失になり婚約者まで作っていたと知る(なんて手が早い男なの! わかってはいたけれど)。大沢弟の竹野内に横恋慕され、竹野内の女に刺されて重傷を負う(とんだとばっちり)。大沢の記憶が戻り、捨てられそうになった婚約者が自殺未遂し妊娠を暴露(ふっ、やはり手が早いのが命取り)。ノリPも自殺を仄めかすが時すでに遅し、身を引いて北海道に戻る。竹野内が北海道に押しかけ、「待つよ、百年だけな」(と漁夫の利)
まるで人生ゲーム不幸編のような展開だったわね〜。でもラストは美しかった。この後きっと竹野内の愛にほだされて二人で北海道で幸せになるんだわぁ…と、うっとりさせてくれました。そこで終われば心に残る名作になっていたのになぁ、視聴率がなまじよかったせいで不幸の上塗りの続編が作られてしまったとアタシは惜しむのです。もしかしたら続編を好きな人もいるかもしれんが。

  • 続編

竹野内で妥協することにしたノリPだったが大沢と再会、彼の妻(元婚約者)が子供を残し他界していたことを知る。やけぼっくいに火がつく寸前、捨てられそうになった竹野内が事故で半身不随に(なんて間の悪い男っ!)。ノリPはまたも竹野内の女に襲われ失明(またもとばっちり)、さらに、大沢を恨むエロ男爵沢村一樹からも横恋慕されたあげく無理心中の道連れに(とばっちりにもほどがある)。間一髪救われたノリPは執念実って大沢と元さやマンモスハッピー、しかし結婚式直前に大沢がエロ男爵に刺されあえなく死亡。大沢の角膜を移植され光を取り戻したノリP、彼の死を知らされ絶望し自殺を考えるが、己の妊娠に気づく(死してなお手が早い男、あっぱれ…涙)。身を引く竹野内はもうどうでもよろしい、忘れ形見と北海道で強く生きることを決意する充実ノリPであった(めでたしめでたし)。
って、これ、めでたいのかねぇ…。途中の展開もなんだかなーだし、こんな結末の話は見たくないぞー。竹野内が報われなさ過ぎて哀れだし、ノリPは次々と横恋慕される魔性っぷりだし、人が死にまくりだし、女はすぐに自殺したがるし、なんか覚えていたイメージと違うー。
せめて現実のノリP物語のラストはもう少し本人も周りの人間もハッピーにして欲しいと思ったのでした。