春ドラマあれこれ(6)


少し早めに始まったドラマでもう少し書き損ねていた感想があったので書くね。これで春ドラマについてはとりあえず打ち止めかな?

ばかばかしいけど、8時代のドラマならアリ。
「彼はいままで一度も患者の死に立ち会ったことがない医師だ」
「そんなバカな」
瀕死の患者を前すると突如新米外科医の内に秘められたゴッドハンド(超人的外科テクニック)が目覚める、みたいなお話。
つまり、瀕死にならなきゃ覚醒しない足手まといな外科医なのね。そんな男に盲腸の執刀をさせたらきっとこんなふう。執刀中に致死性の疾患を偶然発見して覚醒、あるいは、手が震えて動脈切断(医療ミス)で患者が死にそうになったら覚醒して助ける。
「先生がいなければ助かりませんでした。ありがとう!」
「いえ、僕はなにも…」
ちげーよ、てめーが殺しかけたんだよっ!
そうでなくても、いちいち心臓発作みたいに胸を押さえて(天才外科医だった父の残した手型のあざがある)、宇宙空間へ全裸トリップしちゃうようなお医者さんには手術されたくないぞー。
などと、つらつら文句をつけながら見るネタ系ドラマです。平岡君の芝居は余計なてらいがなくて好き。

  • 「臨場」

横山秀夫原作の骨太ドラマを「ゴンゾウ」スタッフがドラマ化ねぇ。期待しておったのだが、内野聖陽ゴンゾウと重なりすぎていてやや興ざめ。やっぱ横山作品の映像化はTBSに限る。
原作はゴンゾウキャラではなかったような気がするし、そんなに「ゴンゾウ」っぽいのがやりたきゃ「ゴンゾウ2」をやればいいじゃん。うん、続編は普通に見たいな。
ヒロインが松下由樹で敵役は高島政伸。悪くないけどさ、大塚寧々&筒井道隆と比較して体重あれど重厚感なし。