2009冬の新ドラマ(5)

イケ☆パラ」っぽかったねぇ。出演者もだいぶかぶってた?
水嶋ヒロのかっこよさは想定範囲を超えず、それ以外のイケメンにも目玉は見当たらず。メイちゃん役の榮倉奈々もいまのところさほど魅力的とは…スタイルはよいか。まあ、あのイケパラも初回で「どこにイケメンがおるんじゃ!?」とがっかりしておきながら、回を追うごとに「イケメンだらけで楽しいな〜」になっていったんで、目が慣れるまで結論は保留(って、アタシはイケメンさえでてればいいのかー!?)。ほかに見るものがなかったときにダラダラ着けておくとたまに面白いかも、なぐらいの感じで気楽に見れればよいです。

実はこれ結構楽しみにしてました。原作未読ゆえにイメージの違いとかでがっかりさせられることはないし、「ソムリエ」「奈津子の酒」など、お酒がらみのマンガのドラマ化にハズレがない気がするのだ。
田辺誠一vs亀梨和也というのはビジュアル的に◎。亀梨&仲里依紗のコンビもよいね。でね、亀梨がワイン王子に意外なほどハマってましたね。なかなかやるなおぬし、な感じ。
父への反発から「ワインは飲まないって決めてるんです!」と色と香りだけを見るに止めていた頑なな青年が、はじめてワインを口に含んだときの表情。抑えた中に、豊かに、饒舌にワインへの目覚めと歓喜がこめられて。よかったねぇ、ワインを飲みたくなったよ。
亡き父(古谷一行)が母のお墓に供えたワインボトルの真意に気づき、もっと父の心を知りたいと息子が翻意する初回のつかみも好ましい。「美味しんぼ」みたいに、反発し続けるのかなぁと懸念してたんで。肉親がいがみ合うのはあまり気持ちの良いモンではないわな。まして父ちゃん死んでるし。
え、ベタ褒めか!? いやいや苦笑するような安っぽい演出も多かったっすよ。お花畑にトリップしちゃうとこ(なんじゃこりゃ!)、怪しい外人ホームレスの竹中直人(「のだめカンタービレ」と同じやん!)、竹中ホームレスの小屋でとうとつに歌って踊りだしたとこ(ひー、ありえねー!)。極めつけは、来週予告の「第一の使徒」とか言うの? なんて大仰な…ワインの酔いも一気に醒めました。まあマンガだもんねー。