一泊二日鬼怒川旅行(1)


週末、友達と加仁湯温泉へ行ってきましたので、そのレポを。
加仁湯温泉は奥鬼怒のいわゆる秘湯ってやつです。浅草から東武特急スペーシア「きぬ」号に乗り鬼怒川温泉駅まで約2時間の列車旅。そこから路線バスで1時間半かけて女夫渕(めおとぶち)温泉へ。さらに旅館の送迎バスで40分ほどがたがた揺すられようやく目的地・加仁湯温泉へ到着です。浅草をでてからゆうに4時間以上の長旅ですが、途中で乗り換えるし、景色が加速度的に旅情を増してゆくので道中飽きることはありませんでした。
鬼怒川〜女夫渕は鬼怒川沿いを上流へと遡る。ゆえに次第に高度もあがります。鬼怒川温泉駅周辺ではまだ少し早いかなと思われた紅葉がどんどん見ごろへと移り変わってゆくのです。そのさまは、まるで季節を早回ししているよう。途中にダムがあり湖がある。ふいに対向車が現れて「おいおい、こんなところですれ違えるの?」というドライブテクも楽しめます。赤や黄色の鮮やかな梢を近景に、鬼怒川の渓流やオレンジに染まった山々をバスからぼーっと眺めているのは、なんとも極楽。バスでは寝不足解消するつもりでいたのに、もったいなくて。
紅葉の見頃を通過し加仁湯までたどり着くとと半分以上の木々が落葉していました。それはそれで深まりゆく秋の風情をかもし出してなかなかよいものでした。
(つづく)