皇居東御苑〜三の丸尚蔵館

  • 「花鳥−愛でる心、彩る技 <若冲を中心に>」平成18年3月25日(土)〜9月10日(日)

日本画の展示を見に東京駅から歩いて東御苑へ(大手町駅が最寄りです)。二重橋のあたりからずーっと歩くが、緑が多くて暑すぎず寒すぎずでなかなかよい。お堀には白鳥がいたり、じいさんばあさんが手をつないでいたり。
大手門から東御苑へ入園してすぐに商蔵館はある。小規模で展示数は少なく、10分もあれば見終わるが、探幽、応挙、若冲と内容は濃い。
修復まもない若冲(江戸中期の画家)の代表作「動植綵絵」30幅のは発色があざやか、構図もかなり賑やかで工夫されている。実のところアタシの好みからははずれるけれども素敵。気に入ったのは作者不詳の江戸中期の「群鶴図屏風」。シンプルでモダンな印象。
1ヶ月ごとに入れ替えをするみたいなので、また来よう。タダだし。閑散としているかと思ったら、平日なのに意外と人がいましたよ。

  • 東御苑散策

「雑草という名の草はない」とのたもうた昭和天皇の愛した、武蔵野の面影をうつした自然森へ入り込む。未舗装の道はふかふか。造園の見事な日本庭園には小川あり池あり滝あり橋あり、数本のケヤキの大木が円卓会議をしているような真下のベンチでのんびり憩う。はー、おちつく。ツツジは終わりかけ、群生するシャガ(アヤメ科の小さくて白い花)が見ごろ。皇居周辺を歩くと素直に「日本人でよかった」という気になれるのもよいですね。