『ウルトラマンメビウス』


いったいどんなウルトラマンなのかしら?というちょっとした興味でチラ見するはずだったのに、いつのまにか本を閉じ、TV前に陣取っていたアタシ。なんでこんなに集中しているんだ?とCMで我に返る。年をとって童心に返ったのか。いや、もしもアタシが男の子を持つ母であったならばいまごろは一緒に鑑賞し、子はウルトラマンに、母(アタシね)は変身前のウルトラ兄ちゃんに萌えてたことであろう。なるほど年齢的にその代償行為をしているということも…などなどイロイロ考えたれど、実のところ強引な展開がおもしろくて見ただけなのよね。
まず25年ぶりに現れた宇宙怪獣に立ち向かったウルトラ警備隊(正式名称はききとれず)は一人の熱血青年を残しいきなり玉砕しちゃう。で、展開からすると新しく隊員に加わる面子は、バイク乗り姉ちゃん、火の玉キック(本当に火の玉がでるのー)のサッカー選手(少林寺ふうじゃなくて今風の兄ちゃん)、そして可愛いだけの保母さんという設定らしいことが読める。一体全体どうやったらそいつらが隊員になるとこへ持っていくのか? 怪獣から逃げているときに幼稚園で飼っているウサギたちが置き去りになっていることに気づいた保母さんを助け、皆で救出にむかうというなし崩し的展開。うーむ、おもしろい。そこへたまたま行き当たったウルトラ兄ちゃん(既になぞの爬虫類風宇宙人女と一戦交えた後)「なにをしてるんですか。怪獣が来ます。早く逃げてください!」。しかしサッカー男に「そんなことを言ってないでお前も助けろ(ウサギを)!」「…はい」。そして皆でウサギを助けて逃げる途中で、ウルトラ兄ちゃんはひそかに一人離れて変身すると。うーむ、おもしろい。
そのほかにもイロイロと強引な展開があり、来週の予告では警備隊にまんまと入り込んだ(この辺は説明なし)ウルトラ兄ちゃんが「地球を守る隊員には彼らがふさわしい!」とその面子を推薦するもようである。ウルトラ警備隊、税金使っていいのかそれで!?