『アビエイター』

超金持ちハワード・ヒューズの絢爛豪華伝記映画。
170分という長大作!を2日にわけて鑑賞。結論から言うと「なんだおもしろいじゃん」。
約3時間(170分)もあるのに「え、これで終わり?」という物足りなさは、2日に分けてみたからか、作品力か。ハワードという人間のおもしろさかもしれん。物語は彼の生涯の途中でふっつりと終わってしまう。これだけ特殊な人生と特殊な生き方をした人がその後どうなったのか、心が残る。終焉までみとどけたかったが、それだと映画を見終えて憂鬱になるに違いない。なにせ最期は孤独死だ。破滅をにおわせるぐらいの余韻でよいのかもしれない。
最初2時間と終わりまでの1時間はまるで別の映画のように、ハワードさんの狂気がみるみる進行してしまう。デカプの熱演振りをみていると、これでアカデミーとれなかったのは哀れだなぁ。アカデミー審査委員は好みとしてまず熱演過ぎるのも嫌いでしょうし、やっぱアイドルっぽく売れた過去がじゃましちゃってるよね。演技だけならすばらしく上手いのに。
さてクレジットにジュード・ロウがのっかってて「え? どこどこ?」。でも見直すにも探すにも170分は長すぎる…。