『宇宙戦争』

H.G.ウェルズの古典SFをスピルバーグが撮るとこうなるのだ。ま、おもしろい。おもしろいが、家族を助けるためになら何をしてもいいのか!?という極限を問うた問題作。子供を守る気持ちはわからなくないがトム父ってはなはだ身勝手。それはそのまま、はなはだ米国的ということでもあろう。
あのティム・ロビンスも登場。もちろん地球人役(って当たり前)だが、ちょっと危ないヒト…(涙)。でもって…しくしく。彼が主役一家の家長をやったほうがファミリーの驚嘆すべきダイハードぶりに説得力がでたんじゃなかろうか思う。あんだけ人間が前で横で後ろで上下で死にまくっているのに、トム一家ってばどういう強運だよ!? ま、いいけど。
一番のヒットは、UFOが攻めてきたとき大阪(!)で何があったのか、オバタリアンや吉本芸人らがなにをしたのかなどあれこれ脳内補完すること。意味がわからん? なら、見てや。