『世界の中心で愛をさけぶ』


な、な、な、泣いた…不覚。空港のシーンで「アタシ、生きているよ」と亜紀ちゃんが言ったとたんに、ゲホゲホむせてダーダー泣き始めてもうたアタシでした。
子供パートは奇跡のような二人のおかげで素晴らしかった。森山未来長澤まさみ。見た目だけでいくと妖怪人間vs美少女、劇画vs少女マンガ、豚vs真珠。ふつうにならべりゃ違和感なのに、なぜかあの二人は合っている。すばらしー。これが美男美女だったりしたらあれほど泣きゃしなかったかもしれん。はっ、電車男セカチューも、ちょい不細工な男が美人になぜか「アタシにはモテモテですよ」になるおとぎ話じゃないの。すげーハンサムがひたむきに言い寄ってきて困る、そんな少女趣味な夢をまだ見ているのかしらアタシってば…。
大人パートはキラキラがなくてつまらんです。最後にエアーズロックのてっぺんで「亜紀ぃ、愛してるぜ〜!」などと絶叫するのかと思ったら、ぜんぜんそんなことしないのね。ふーん。大人の朔ちゃんは、原作でもTVでも映画でもいっさい共感できないただの情けない男だとしか思えなかった。
それにしても朔太郎、高校時代は長澤まさみ、おっさんになったら柴咲コウとはたまらんのう。なぜ美人にばかりもてるのじゃ〜!