『女王の教室』最終回


最終回なのでみました。経過を知らないので、なんで6年3組全員があの怖いダークメリーポピンズに「先生大好きでした、えぐえぐ」となったあげく、仰げば尊しわが師の恩になるのかいまいちよくわかんなかったんですけども、なんとなく雰囲気におされて事情を知らないアタシまでもが感動。まあ、女王のおっしゃることはすべて正論であるには違いなく、生徒たちは先生が自分たちの成長ためにわざと悪役をしてくれていたということ(にしても悪役すぎましたが)に気付いたのでしょう。
「先生、アロハの3つ目の意味知ってます?」「I love you」「先生、アロハ!」の展開も小憎らしい。そして通り過ぎた後に、一瞬だけ微笑む(まさに微かに笑むでした)暗黒の女王。最後を飾る一瞬の笑みでそれまでのキャラをオセロ反転させる演出は『女系家族』とおんなじですね。『女系』が白から黒へ、『女王』は黒から白へ。おお、奇しくもどちらも「女」の字がタイトルに入っておる。
白女王となった天海さんが、エンディングで舞い踊る姿が最初からすべてを暗示していたのですね。ぶらぼ。
子供とはまっていたというドラマっ子主婦O.Rさんからの感想が届いたので下に赤字で追記させていただきました。O.Rさん、いつもありがとー。

O.Rさん(2005/9/21追記)
女王の教室の最終回は私的にはちょい不満が残ります。子どものことを本当に考えているというのは途中から明らかにわかってきたのだけど、あそこまで子どもが先生に陶酔するってのはどうかと・・・。でも最後 まで冷たく引き離したのがよかったけども。
ラストの笑みはドラマを通して初めての笑み。天海祐希は今回のドラマの中で一度も笑わなかったのだよね。エンディングのダンスは、テレビを見ている子達へのメッセージだと思うの。これはドラマであって現実ではないんだよっていう。ドラマが終わった時に「カット」の声がかかってドラマの中では一度も笑ったことのない天海祐希が笑ってダンスをする。バックダンサーはスタッフらしき格好をした人たち。あんなのが現実にいたら大変だからねー。子どもはすぐに感情移入して現実とごっちゃになりがちだし。最後は自分で考えることの大切さを説いていて、一緒にみているこどもにとっては◎。
ドラゴン桜もそうだったね。「知る」ことの大切さも説教してました。どちらも自分で「気づく」ことの大切さを主題においているのかな。どちらも「親」にとっては勉強になりました。『女王の教室』は特に・・・。ドラマ上の親たちの態度は自分につながるところもあってこどもと見ていてドキドキでした。反省。
私たちの子どもの頃の学園ドラマは、水谷豊とか田原俊彦とか「友達みたいな先生」が人気だったけど、今は逆だねー。私たちの頃って先生には一応敬語を使っていたよね?今、ウチの子も含めて担任には「タメ口」だもんなぁ。それにしても人気がでたドラマは特にそうなんだけど、突然拡大版になってしまうので最終回はだらだらモードになりがちですな。特に海猿はねぇ。。。次の 映画につなげたかったのか?」」