夏ドラマは駆け足でやってくる(6)


昨日は『科捜研の女2時間SP』→『女系家族』→『電車男』(バレー延長でずれた30分)と、8時から11時半までぶっ続けてドラマ鑑賞。って、見すぎだよ>オレ。

いつまでたっても娘さんっぽさのぬけない沢口靖子(ここまでくるともう味です)が、「科学はウソをつかない」という信念で、刑事をさしおいて事件を解決しまくる話。こんなに科学捜査の種明かしをしちゃっていいのかしらん、1枚の写真から撮影時間と撮影場所を特定し、付着した泥と血痕から、ついには18年前に埋められた死体を探し当てるとこなんざ、まるでミラクル。写真にうつった山の稜線からそれがどこで撮られたかなんてのは、地元の人間がみればいっぱつなんでしょうけどもね。当たり前だけども地道にデータベースにあたらないとわからない(運が悪いとわからない)のが捜査の手間の掛かるところです。山と渓谷社へ問い合わせればわかるかしら? テレビで呼びかけりゃ、すぐにわかるんだろーけど。そう思うと、「テレビのチカラ」って、使い方さえ誤らなければすごいことができるんだなあと思います。科学の目を超えることができるのは、視聴者の目なのかなぁ。
さて、今回メインゲストの鈴木杏樹。刑事にしては美人すぎます(笑)。同僚の刑事殺しの疑いを掛けられている最中に、いきなり愛・地球博の宣伝をニコニコとしているのは笑えました。2時間SPなので、1時間終わったところでロト6のミニ番組が挿入されてしまったのですが。よくあるよね、こーいうこと。ドラマの中で真剣な顔や泣きそうになっていた役者さんが、CMになったとたん満面笑顔で、こちとらカクンとずっこける、そんなこたーよくあります。今回は特に役者のときと同じようなスーツ姿だったので、まるでドラマの役そのままという感じで余計に違和感。ま、こういうのがテレビの楽しさです。
さて初回は2時間SPということで気合がはいってますが、謎にあまりひねりがなかったために、水増し感。科捜研は脇もいまいちキャラが薄いので、キャラ遊びするところがないのでねえ。そこがまた弱点で、ラストに乗り込んできた新所長さん(意表をつかれて大笑い)がこれからどんなふうにひっかきまわしてくれるかに期待しましょう。

途中、『女系』の矢島姉妹の浅ましさに拒絶反応がでたのか目がしょぼしょぼに(妊婦の帯をギューギュー締めるのはやりすぎ!)、ところが「電車男」の破天荒なコメディぶりではなぜか復活。なぜ、あそこでSWATが!?(爆笑)。ばかばかしー、面白いー。
この2本、できればどちらも見たいので毎回こうして時間をずらしてほしいもんです。でなかったらアタシはそのうち『電車男』のほうに流れちまいそう。だって電車のほうはハッピーな気分になれるんだもん。ヘアーカットしてメガネをとり少し垢抜けた電車男君は、[ナイナイ岡村+妻夫木]÷2。きょどった好青年といった感じで好感を持てました。これ案外、『101回目のプロポーズ』みたいに化けるかも〜。