和陶器

hal8182005-05-15


有楽町国際フォーラムの中庭で骨董市が開催されているのに遭遇。ちょうど川上弘美著『古道具 中野商店』を読み終えたばかり、なにやらシンクロしているなあと嬉しくなりました。そぞろ歩いて目についた深い藍の染付けの平皿。「おっ、意外とお買い得」としゃがみこむ。「大正か昭和初期のものですよ。市でね、たまたま安く落とせたのよ」など年配の女店主の心地よいトークにのせられてもう少しで買ってしまいそう。
その足で銀ブラして骨董市ではないですが和陶器を衝動買い。一度火が付いた購買熱は、なにか買わないことには消えないもんですね。白釉と花柄のを計3皿(写真)。
白釉のをさっそく夕食で使いましたらば、のせたのは玉子焼きですが黄色がとても映えておいしいそうにみえました。よっしゃ、と小さくがっつぽーず。
でもね、左下の柄入りやつはちょっと失敗でした。貫入*1があるやつなの。そこがまた魅力のいちぶではあるのだけれど、そこから水分がしみこんでしまいやすい。だから扱いには要注意、使用する前に水分を含ませるという手間がいる。以前、それを知らずにいいお皿をダメにしちゃったことがあったのを、家に帰って水洗いをしているときに思い出しました。しまった、これはアタシには扱いかねるわ。うーん早くも箪笥の肥やしかなぁ(ためいき)。

*1:かんにゅう・釉に細かなひびがはいっている