小池真理子著『エリカ』

親友蘭子の葬式に蘭子の愛人と出席したエリカ。こともあろうにその日に思わせぶりな態度をとられあきれたはずの男に、こんなはずじゃなかったのに・・・ついふらふらと。
またしてももてまくり女のお話ですね。でてくる男、でてくる男、ってこっちはそんなに数は多くないですが、やっぱ年齢の上下を問わず「実はアナタのことが・・・」と。アホか。ま、読んでる分にはおもしろさ7割、むかつき3割。エリカが自立した女性であるがゆえに、こっち『夫の息子』の三千花よりゃぜんぜんマシ。むかつきは、どっちかっていうと蘭子の元愛人の身勝手さにです。