市川拓司著『そのときは彼によろしく』

幼馴染の女性が突然目の前に現れる。彼女はなにか秘密を抱えていそうだが・・・ファンタジックなラブストーリー。
映画『いま、会いにゆきます』の原作者の最新作。どちらも、ぽわぽわしてよいよね。人物の設定や会話の雰囲気がなにがなし村上春樹さんを彷彿とさせる気が、今回はじめてしました。生と死のハザマにはかなり大きなグレーゾーンがあるんだ、というのがこの人の作品に共通する世界観のようです。ふーん、奥付をみれば『恋愛写真』の原作もこの人だったとか。未読。この流れからして本書もそのうち映画になるのかな。