ドラマ『ラスト・クリスマス』


かなーり楽しみにしてたんだけどもなぁ、なんか古臭くてイ・マ・イ・チ。
冒頭のスキーシーンでは『私をスキーに連れて行って』を思い出して郷愁をつかれかけたけれども、しかし無駄な海外ロケ(って本当に外国だったのかな?)だのう。月9なんてバブルなだけで今更実のない枠を引き受けた織田っちへのご褒美なのか、などと邪推。その後の展開はなんだかいろんなドラマのいいとこどりなのかしら。いやいや、こういうのこそが正統派の月9ってやつなんだろう。織田っちの部屋はかなりバブリーでうらやま。かつて月9が月9として無意味にもてはやされた時代のにおいがするよ。そろそろかなぁ、そろそろ面白くなるよねと自分をなだめながら見てるってヘンだよね。CM中にパリーグプレーオフ終戦をザッピングするのも無理からぬ。で、ときどきラスクリに戻して、だんだんよくわからなくなっていく悪循環。つまらんのう、でもそのうち面白くなるのかも、試合に動きがあったときにはすぐに野球に切り替えればいいし。
ところでドラマをみながらどうやって野球の動きを把握するのか。1986年製14型にはマルチ画面表示なんて機能は当然のことナイ。実は階上の住人の声でわかるのだ。ぐわーっ!とか、うおーっ!とかすると、お、なにか動きがあったなとチャンネルを替える。すると同点のランナーがでていたり、タイムリーがでていたりする。初めはなにをわめいているんだ、またいつもの家庭内暴力か(わりと日常茶飯事なのよね)と疑ったが、すぐに試合展開とリンクしているとわかった。たまに巨人戦とかでもそういうことがあるのだよ。上の関白暴力亭主は野球好きらしい。あ、でも今のは違うな。特に試合にはなんの展開もないのに、「バカやろう!」だのなんだのぎゃーぎゃー。そして物が床にぶつかる音が…ああ、殺伐しちょるのう。
しまった。松岡修三が「くるくるするもの」の前で大げさに驚いていやがる。野球に浮気している間にドラマは終わってしまっていた。
来週も見るかどうかは、見ないな。たぶん。ところで主題歌ですが、ワムの名曲を織田っちがコピーしてました、やはり。彼が連ドラで主役を張るときには主題歌もやらせろというセット販売になっているのだろうか。やめれ。
お、西武が優勝したようだ。おめでとう! アタシはひそかにダイエーを応援していたんだけどもね、くすん。