アタシがアラレちゃんだった頃(2)

hal8182004-07-12


6月29日の日記でめがねが壊れた話を書いた、その続き。
壊れてしまったのはフレームだけだったのでとりあえず超強力接着剤でつけてみたら、いまどきの接着剤というのはすごいね。わりかしうまいこと引っ着いてくれている。ただし接着剤の厚みによってテンプル*1が外向きにずれてしまったので、頭に対してすわりが悪くなってしまった。つまりぶかぶか、下を向くと落ちそうな不安感が伴う。しょっちゅうずりおちるので、しょっちゅうあげなおす。だからといって眼鏡屋に持っていて調整してもらうような状態かというと、なにせ接着剤でつけてあるだけだから。まあそればかりでもなく、長年の使用でプラスチック製のレンズ自体が傷だらけ、予備があったほうが気も楽なので新しく作ることにした。当初はメガネスーパーでと思ったが、待てよと、そういえばアタシの大好きな無印良品でも今はメガネを扱っているよな。ただ問題はメガネの度だ。普通の眼鏡屋さんでつくるときでも毎回、
「あー、かなり度が強いですねー。これだけ近視が強いと乱視も入ってきます。レンズも相当厚くなるから、通常のだとすごいことになりますよ。最新の超薄型プラスチックのでしたら、なんとかなるとは思いますが、それでもかなり厚みがでてしまいますので、フレームもそれをカバーするようなのでないと。レンズは特注になりますから、片方で1万円ずつかかります」
なんてことを言われてしまう。2万円でぜんぶ込み!なんて広告に釣られていっても、なぜか6万円近い多大な出費になっていた。
そんなことを思い出しながら、無印良品のHPをチェックすると、ぜんぶ込みで1万円、ただし特注になると+5000円という記述がある。え、じゃあアタシのメガネももしかして15000円で作れるの!?  だと嬉しいんだが。しかし鵜呑みにしてはいかんぞと過去の経験が耳打ちする。詳細に見ると対応できる度数範囲の表記あり。あー、なんかヤナ予感。対応できないかもしれん。
できるのかできないのか、いくら度数表を見ても、今のメガネの度数がわからないことにはどうしようもない。度数と視力とはまた別。メガネカウンターに直接行って今のメガネの度数を測ってもらって「これと同じの作れますか?」ときくことにした。
「すみません、、これと同じ度数に対応できますか?」
おそるおそる様子を伺う。すると、みるからに無地な店員さんが無地な表情で、
「できますよ」
とあっさり。案ずるよりも生むがやすしか? やはり特注になるし、フレームの選択の幅がないとは言われたが、15000円で対応できる。しかも縁の近くの分厚くなった部分をめだたないようにカットするという加工もしてくれるという。嬉しいな。お願いすることにした。
「できあがりは10日後になりますがよろしいですか」
「はい。結構です」
そしてできあがったのが今日。写真をごらんあれ。メガネ3兄弟。右から15年前、10年前、んで昨日作ったメガネ。レンズの大きさの違い、フレームの主張の違いは驚きだね。どんどん小さくなる。メガネにも歴史ありだ。
掛けてみて感動した。うわ、真新しいメガネって、真新しいメガネって……見え方がぜんっぜん、ちがうー!!! 視界があっかるいー。はー、ほー。まあ、今までのメガネがあまりにも傷だらけであったということなんでしょうけれども。
万々歳なのかっていうと、うーん、うーん。あのね、えーとね、一つだけ。一つだけだが、とってもクリティカルな状況なのであるよ。

クリティカル【critical】1.批判的 2.きわどいさま。危機的。

あううう。
に、にあわない・・・うがー。

*1:耳に掛ける長い棒状の部分