藤堂志津子著『きららの指輪たち』

タイプの違う四人の三十路女が同じマンションにそれぞれ部屋を購入しある種の共同生活をしていく中で起こる恋愛騒動など。
普通四人もいればどれかに自分に重なりそうなもんだけど、今回に限りどれも・・・。まあ、かえって気楽に読めたからよいか。歳をとったら友達どうしでご近所に住むというのもなかなかいいかも、とならたまに考えることはある。三十代でフットワークが軽いうちというのもまた一興でありそうだけれど、あくまでもこれはお話だから、じっさいには揉めて友情にひびがなんてことになりそう。