本日のよろこびごと。(938)


紅い歯みたいで 食べるとイクラな くだものな〜んだ?(喜)お店で買うものという感覚がない果物ってあります。自分ちの庭に実ってたり、ご近所さんの庭に実ってたのをおすそ分けしてもらったりする、そーいうもん。たとえばグミとかイチジクとか。
さて昼間、スーパーに行ったらアメリカ産ザクロが売られておりました。ザクロも己の中ではそーいうもんだったはずだけれども、くれるご近所さんがいなくなって久しいし…。
と、1個購入。
かつてもらったザクロはほぼ例外なく実が弾けていた。だからザクロは熟すと弾けるもんだと。でもこれは綺麗な紫玉ねぎみたいに、しっかり丸いまんま。そしてやや硬い感じ。さすが遠路はるばるやってきた売り物だけのことはある。
実をほぐして粒粒をとりだす。大きさといい形といい、なんか紅い歯みたい。ザクロってこんなんだっけ? すっかり忘れております。
一粒口に入れ舌の上で潰すと、甘酸っぱい果汁がじゅんと口中にはじけた。「お、ウマい」は、ほんの一瞬。ちぃせーんだもん。食感は種のあるイクラ?みたい。イクラにならって一度にたくさん20粒ぐらいを口に含むと。「うんまあ、ウマい」それもやっぱたいして長持ちせず、残るは大量のタネ。ぺっと吐き出す。果汁は1粒に1ccもないんじゃねーの? なんかとーっても効率悪いんすけども。よくもまあこれで鬼子母神は納得したもんだ。