本日のよろこびごと。(41)


あー、面白かったぁ(喜)
え、今度はどのドラマだよって? NHK-BS2で放送中の海外ファンタジードラマ『魔術師MERLIN』でんがな。
マーリンってのは円卓の騎士で知られる『アーサー王物語』に登場する偉大なる魔術師のことね。このドラマは彼の青年期を描いた青春歴史ファンタジーなのだが、マーリンがまるっきり“のび太”のようで笑えます。ドラえもんはいないけど、マーリンの持っている魔法の力がドラえもん代わり。
舞台はキャメロット、アーサーの先王の時代。魔法がご法度であるためマーリンは居候先の爺さんに「バカめが、短絡的に魔法を使っちゃいかん!」と毎度たしなめられ、毎度「僕はバカじゃない! 魔法が使えるんだっ!」と(一応正義感からだったりするが)深く考えずに魔法を使ってドツボにはまり、「だからあれほど言っただろうが、バカが!」とまた怒られてしょんぼりするのである。青春だナァ。
そしてアーサー王(このころはまだ王子)のほうはまるきり“ジャイアン”だったりする。「俺はナンバーワンだ!」と周りを蹴散らして王子気取りで(いや実際に王子だけどもさ)、暴走のあげく地雷を踏んで「くそー!」と当り散らし、んで結果的に「こいつはバカだ」と見下しているのび太マーリンに魔法で助けてもらうが、助けてもらったことに気づかず「さすが俺様だぜ!」みたいな。ふふっ、若気のなんとやらである。まあ、アーサー王なんてのは実際こんなおバカなボンボンだったのかもしれん。
あ、そうそうアーサーはかなーりイケメンである、嬉しいことに。かたやマーリンは、アメリカンなハイスクールではイケてないグループに属していそうな冴えなさがやや主役としてはさびしいが、ナイーブな感じは悪くない。
本物のお城でロケしたっぽい中世の雰囲気がいいなぁ、青春っていいなぁ、それにしてもこいつらアホやなぁ〜って感じでまったり見られるとこがよいのです(喜)