昼下がりの震度5強


いやあ、土曜日の地震すごかったっすね。
その瞬間、何処にいました? アタシは駅ビルの無印良品でバーゲン品を物色中でした(笑)。いきなり足元がぐいんと20cmほど斜めに横すべりしたような感覚があり、「えっ、なに!?」とアシをふんばる。と一拍おいて、ぐらりぐらりぐらり、長くてゆったりしたゆれが続いたのでした。天井に目をやると、むき出しのコードや配管が大きく動いているのがみえて、視覚的にも恐怖を煽られてすぐに建物から退避。採光をとりいれるために壁が一面ガラス張りとかになっているのも、臨界を越えていきなりパンッと割れないかっても不安でした。駅前のロータリーには建物から退避してきた人たちがわらわらと立ち尽くす。みんななかば呆然としつつも、ゆれが収まって少し余裕がでてくると口々に「怖かったー」「すごかったー」と。口から恐怖を吐き出してしまわないと、身体に恐怖の煮凝りができてしまいそう。ほん怖。動揺しました。心臓がばくばくしていたので、とりあえず平静をとりもどそうと植樹の横の置石に腰をかけたら、まだ地面が震えているようなゆれを感じ、でもそれは自分のケツの筋肉が恐怖に震えて脈打っていたのだったりと。
電車に乗って隣駅へ買い物にいくつもりで出かけていて、駅前のバーゲンに少し足止めされていたのですよ。もしも隣駅へ行った後に地震があったのなら、電車が止まったので帰れなくなるところでした。ラッキー。もうお買い物なんて気分じゃないので、わなわなしながら家へそそくさリターン。
かなり大層な揺れだった。家の中はなにか落ちたりしているかと点検したらば異常なし。テレビニュースも特別放送に切り替わるということもほとんどなく、NHKなんざ相撲中継だし、あーよかった、たいしたことなかったんだわと胸をなでおろしたのでしたありました。
ところが今朝、仕事場で聞いた話では、テレビは倒れるわワイングラスは割れるわと、まるで泥棒が入ったみたいな有様だったそうで。ちなみにその方は神奈川県のご住人。都内のあちこちではエレベータに閉じ込められたりした人もいたようだし、高層に住むのに憧れていたけれども、そういう話を聞くと考えものだわね。
そろそろ、来るかな。関東にでかいの…。ああ、心の準備を…なんてそんなのでけるかいっ!