清原よ何処へ


アタシは巨人ファンだ。その前提は清原ファンであるということにある*1。ゆえに清原が動けばアタシのファン心も連動する。巨人の前は西武ファンでありました。ああ、清原よ何処へ。
しかし考えてみれば経営陣としては痛し痒しな選手である。「番長」なんてな異名をとってわがまま三昧も「やんちゃ」の一言ですませ、実働40試合で4億五千万円の推定年棒にもかかわらず、ファンからは絶大な支持を浴びと。稀有なスター性というやつですかね。人気はあるがちと高すぎる。
始まりはドラフト。憧れを公言してやまない巨人の指名をあろうことかチームメートの、投手と捕手といえば夫婦も同然な擬似夫・桑田君に掻っ攫われ、嘆きの英雄伝説スタート。清原の心中はかばかりなと皆が固唾を呑んで見守った因縁の日本シリーズ巨人vs西武、試合を終えて番町の目に光る涙、ぬぐおうともせず。ああ、判官びいきな日本人は美しいもンをみしてもろうたなあという感謝さえしておりました。ドラマな男・清原は巨人にトレードされても順風満帆とはいかず、度重なる怪我や4番争いでの失脚など、肉体改造に再起をかけたプレーオフには「あの清原も鳥ささみでがんばっているんだ」なんてことをダイエットの励みにしてみたり。やんややんやの復活劇あり、再度の2軍落ちあり。結婚したときには「よい人とめぐり逢えてかったね。清原もやっと落ち着いたんだわ」とドキュメントをみつつ涙して。うーむ、ファン泣かせな男め。男清原37歳、何処へ行ってもアタシはお前のファンだぜ!清原を追ってファン魂も何処ぞかへゆく〜。

*1:ちなみに清原の誕生日は8月18日である。しかしサイトアドレスのhal818の818とは関係がない。どうでもよいことだが念のため。